ブラジリアン柔術 白帯 試合で上達チェック (その1)
前回の試合から約1ヶ月が経過。
試合で明らかになった自分の弱点を練習しています。
敗戦の悔しさを忘れないうちに弱点を克服し、上達するために練習を続けています。
あまり時間に余裕がない白帯の中年サラリーマンの私にとっては、弱点を克服する練習は、上達への近道です。
弱点克服テーマは主に次の3つ。
① クローズドガードで相手が膝を立てるミスをしたときに、極めにこだわらずにスイープを狙うこと。
② デラヒーバガードを作った後にじっとしているのではなくて、スイープまでつなげること。
③ 相手にデラヒーバガードを作られたら、しっかりとディフェンスのベースを作ってから相手のガードを外すこと。
試合で使えなかったテクニックを、ちゃんと試合で使えるようになっているかどうかを試すために、再び試合へエントリー!
今回の試合はトーナメントではないため、勝っても負けても2試合を組んでもらえました。自分の上達の状況チェックにはありがたい試合ですね。
<1試合目>
体重の階級は”ライトフェザー級”同士ですが、相手の年齢の階級は”マスター2”。私は”マスター4”。このぐらいのハンディは気にしないでやるしかない。
まずは、クローズドガードで相手の片膝立ちのミスを逃さずにスイープにつなげること。そのシチュエーションが今回の試合でもやってきました!
あまりにも描いたとおりの状況になったために、逆に慌ててしまって、体勢を作る手順が頭の中に出てこない!
セコンドの先生の声を冷静に聞きながら、なんとか練習した形に体勢を作ります。
(本当に、セコンドの先生の声って、ありがたいです!)
さぁ、ここからスイープだ、というところまで来ました。
しかし試合となると、クローズドガードで組んでいる脚を外すと相手に逃げられて、逆に押さえ込まれるのではないか、という不安が頭をよぎります。
いや、でもせっかく練習してきたので、勇気を持ってやるしかない。練習ではうまくいったじゃないか!
いや、でも、本当に試合でもうまくいくだろうか?
という迷いでいっぱいの中途半端な状態で、振り子スイープ開始!
もう少しでスイープ、というところまで相手のバランスは崩せたのですが、相手の右袖への引きつけが弱くて、相手がバランスを保つことができ、スイープ失敗。。。
弱点克服テーマ①は、もう少し練習が必要なようです。。。
その後、相手がクローズドガードから立ち上がったため、デラヒーバガードへ変化して防御することに。
そして、次の弱点克服テーマ。デラヒーバガードから、しっかりとスイープまでつなげること。まさにその練習の成果が試される状況になりました。
もう中途半端にやって失敗するのではなく、思い切ってやるしかない。覚悟を決めました。
ベリンボロに試合で初チャレンジだ!
回転の途中で、相手もこらえてきたので、一瞬膠着状態に。
ここで再びセコンドの先生の声「しっかり回りきる!」
この声に背中を押されて 、うりゃぁ、と回転!
相手の、背中が見えた!
相手の帯を取ってバックテイクするぞ!
しかし、相手の左足をコントロールするための自分の左手がおろそかだったため、バックテイクは失敗。
しかし、その後なんとか上のポジションをとることができたため、スイープ成功!!!
嬉しい。練習してきたことが、試合でも通用した!
これは本当に嬉しかった。
自分も上達していることが感じられた。良かった!
そして3つ目の弱点克服テーマは、相手のデラヒーバガードに対するディフェンス。
これは練習ではうまくできていたので、実は自信がありました。
しかし、相手の動きが速くて、ディフェンスのベースを作ることができずに、2度もスイープされてしまいました。
試合ならではの俊敏な動きを想定して、日頃の練習も取り組まなければならないと痛感。それに気づいたことが今回の収穫です。
1試合目は、結果は負けてしまいましたが、自分の上達を感じることができて、そして次の成長に向けた新たな課題も見つかった良い試合ができました。
2試合目はこちら。