白帯あるある その2
中年サラリーマンのブラジリアン柔術への挑戦。
中年の”白帯”ならではの ”あるある” を書いてみました。
まぁ、初心者の悩みでもありますね。
<次の日、いや、2日後に筋肉痛がひどい>
ブラジリアン柔術は、本当に良い運動になります。筋力も、心肺能力も全力を出してスパーリングします。
まるで、護身術の技を繰り出して、楽しみながら、あの”タバタ式トレーニング”をやっているようなものです。
私の所属しているブラジリアン柔術チームのスパーリングは、1ラウンド5分でやりますので、”タバタ式トレーニング”の1セットとほぼ同じ時間です。
そして、練習では、スパーリングを複数ラウンドやるので、”タバタ式トレーニング”を複数セットやることとほぼ同じです。
ということは、有酸素運動能力・無酸素運動能力をしっかりと鍛え上げ、筋肉にも高い負荷をかけているのです。
ということで、非常に良い運動ができているのですが、それに応じて、必ずセットでやってくるのが、そう”筋肉痛”です。
中年にもなると、意外と翌日は元気ですが、2日後が相当やばいです。
土日にブラジリアン柔術の練習をすると、翌週の仕事で、長い会議があると、眠気との壮絶な闘いになることは間違いありません!
サラリーマンのブラジリアン柔術家は、練習も仕事も、まさに自分との闘いです!!
<白帯相手のスパーリングでは、逆に力む>
いつも、色帯の先輩方とスパーリングをしていると、ほとんど歯が立たずに、何度もタップを奪われます。なかば、はじめからあきらめて、変に力を入れず、テーマを決めて、自分のペースでスパーリングをすることが多いです。
そうすると、たまにですが、色帯の先輩が相手でも、自分のやりたかった動きができることもあります。
でも、いつもスパーリングで負けてばかりでは面白くないでよね。
そうなると、せめて白帯同士のスパーリングでは、負けたくない、と思ってしまうのです。中年サラリーマンの、中年ならではの、ちょっとしたプライドも顔を出してくるのです。
そして、色帯の先輩とのスパーリングとは逆に、ガチガチに力んで、力任せな動きになってしまったり、冷静さを失って、基本的な動きができなくなってしまいます。
その結果、白帯同士でも不完全燃焼な内容になったり、タップを奪われるようなことになったりします。その時の悔しさといったら、それはもう。。。
白帯同士のスパーリングこそ、力を抜いて、冷静になれば、もっと楽しいブラジリアン柔術の醍醐味が味わえるのですけどね。。。
<技の名前で説明されても、わからない>
ブラジリアン柔術には、独特の動きや、技、防御の態勢など、本当にたくさんあり、それぞれに名前がついています。
ブラジリアン柔術は、柔道をベースとしているので、当然柔道の技も多くあります。しかし”ブラジリアン”柔術という名前だけに、外国で編み出された技も、たくさんあります。例えば教則本にもあるように、呼び方は本当に様々です。
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同じ技でも、日本語で表現する人や、英語で表現する人もいます。例えば、”絞め”を”チョーク”と言ったり、”腕十字固め”を”アームバー”と言ったり、します。
これくらいであれば、まぁ、何を言っているのかは予想がつくので、なんとかなります。
しかし”バタフライガード”とか、”フラワースイープ”とか、一見すると、なにやら格闘技には似つかわしくないような名前のものもあいます。どんな技や動きなのか、想像することが難しいのです。
そのような技を、知っていることを前提に練習メニュー説明されると、全体の動きがわからないのです。もう、Google先生のお世話になるしかありませんね。
この他にも、白帯”あるある”はいっぱいありますね。
早く上達して、「こんなこともあったなぁ」と笑えるようになりたい!
白帯の悩み事
ブラジリアン柔術の白帯というと、非常に悩み多き時期だと思います。
そして、私も中年サラリーマンの白帯の柔術マンとして、仕事もブラジリアン柔術も悩みを抱えながら過ごしている毎日です。
ちまたでは、ブラジリアン柔術を初めて、白帯の期間で辞めていく人が90%だそうです。青帯になれるのは10人に一人ということ。
これは他の帯制度のある武道と比べると、白帯に求められるもののレベルが高いことを表しているのです。
私は、フルコンタクト空手の黒帯ですが、フルコンタクト空手の白帯に求められるものは、基礎体力と基礎動作ができ、しっかりと数ヶ月間の稽古を頑張れることでした。この条件をクリアした人は、帯の昇格審査を受けることができました。
一方で、ブラジリアン柔術は、というと教則本にもあるように、非常に多彩な動きや技があり、数ヶ月で基本動作を習得できるモノではありません。
ですので、どうしても白帯の期間が長くなるのだと思います。
そんな白帯ならではの悩み事を、白帯の目線でまとめてみました!
特に、教則本やネットの動画を見ても、なかなか解決できない悩みばかりです!
<① 自分の強さが実感できない>
ブラジリアン柔術は経験と練習量が、そのまま実力に表れます。つまり、先輩方に追いつくことは、相当の練習量が必要です。だから、いつも先輩方にはスパーリングでボコボコにされ、なかなか自分の成長を実感できないのです。
そして、たまにですが、新たな初心者の方が入会してきた時、その方とスパーリングをすると自分の成長を感じることができるのです。
しかし、先ほども書きましたが、初心者の方はすぐに辞めていくことがほとんどなので、あっという間に自分の後輩はいなくなってしまい、また先輩方にやられっぱなしの日々が続くことになります。
なかなか自分の成長を実感するチャンスは少ないですね。。。
<② ガードしていたつもりが、いつの間にか押さえ込まれている>
ブラジリアン柔術のディフェンスに基本は、まずはガードを作ることです。
しっかりと相手の動きをコントロールできる防衛ポジションをつくれば、相手の隙を突いて、攻撃に転じることができます。
白帯の場合、ガードを作ったら、ちょっと安心感があって、動きが止ってしまうことが多いですね。
そうすると、上帯の方は、じっくりとこちらのガードを解除してきます。
そこで難しいのが、どこを解除されたら危険ゾーンになっているのかがわからないことです。自分は相手の襟や脚を捕まえて、相手の動きを止めているつもりでも、次の瞬間、あっという間に、押さえ込み寸前の位置まで相手が迫ってきているのです。
ここから慌てて、逃げようとしても、時すでに遅し。。。
ガードが解除される危険ゾーンを教えて欲しい。。。
<③ どこから練習したら良いのかわからない>
ブラジリアン柔術は、攻め側と守り側で、どちらが良いポジションをとれるか、とい競争です。そして、良いポジションをとったら、相手の体の関節を極めたり、あるいは絞めたりして、相手から”参った”と言わせるための攻撃になります。
しかし、体には多数の関節が有り、相手との距離や向きの関係で、いろいろな技が存在します。そして、その技を防ぐためのガードも、かなりの数があります。
スパーリングになると、先輩方にも色々なタイプがいて、毎回、違った動きと技でやられてしまいます。
白帯からすると、いったい何から覚えていけば良いのか、本当に途方に暮れるのです。練習すべきことが多過ぎですね!!!
<④ 相手のどこを握って良いがわからない>
これも、本当に難しいのですが、先輩方は攻めるにしても、守るにしても、的確に相手をコントロールできる場所を掴んで来ます。
例えば襟であったり、脚首であったり、袖であったりと。帯や腰を掴んでくる方もいますね。
さて、自分はというと、見よう見まねで、色々なところを握りますが、局面が変化したときに、なかなか握る場所を変えることができないんですね。
だから、意味のない所を握りこんで相手を捕まえていて、無駄な力を使ってスタミナ切れ、ということもよくあります。
<⑤ 基本の動きではパスガードさせてもらえない>
きわめつけは、しっかりと練習した基本動作をスパーリングで試すのですが、上帯の方にはまったく通用しません。。。
基本の動きには、それに応じた対処法も広く知れ渡っているので、逆にカウンターの攻撃を受けて、あっという間にやられてしまうのです。
自分のレベルが上がれば、そのカウンター攻撃がくることを予想して、さらにカウンターを出していく、ということができるようになるのでしょう。
しかし、それができる頃には、上達しているということなので、きっと白帯は卒業しているはずですね。
ブラジリアン柔術の白帯の悩みは深い!!!
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