”模擬試合”をやりましたよ!
出稽古にきている白帯の方が、今度始めて試合に出るということで、うちの柔術クラブの代表の計らいで、”模擬試合”をやろう、ということになりました。
ブラジリアン柔術の試合では、帯色や年齢・体重で階級がわかれています。
体重、年齢など、できる限り試合の条件に合わせて相手を選ぶことになり、たまたま私が条件にマッチしたので、対戦相手に選ばれました。
ちなみに、「白帯」、「フェザー級」、「シニア2」の模擬試合となりました。
私の通っている柔術クラブの代表は、審判としての資格をもっているので、代表が審判をするとのこと。
私自身、試合には一度だけ出たことがあるのですが、それはもう3年前のこと。
その時はまだ、技やルールは知らない状態で、ほろ苦い敗戦デビューだったことと、やたらに疲れたことだけは覚えています。
模擬試合とはいえ、たくさんの人の前で、自分と相手だけがスパーリングをするのは、さすがに恥ずかしいというか、やはり緊張しますね。
そして、出稽古にきている人が相手なので、ホームメンバーの自分としては、簡単に負けるわけにはいかない、みたいな、ちょっとしたプライドも出てきました。(この辺りは空手道場のマインドだと思いますが。。。)
この出稽古の方とは、打ち込み練習は一緒にやったことはありましたが、スパーリングはしたことがなかったので、どういうスタイルなのかも知りません。
なので、より一層、試合のような緊張感が高まりました。
そして、いつも練習しているフランクの雰囲気から一変して、本当の試合会場のように静まりかえって、代表が審判として畳の中央に進みました。
まずは試合場への入場の練習も含めてということで、ちゃんと審判の入場オッケーのジェスチャーからスタートです。
お互いに即席の試合場へ入場し、審判へ握手。
そしてお互いに握手。
審判の「コンバッチ」のかけ声とともに、模擬試合スタート。
しばらく立った状態での攻防があった後、試合場の端で、相手のクローズドガードで膠着。
「パロウ」っと審判
いったん試合場の真ん中に移動して再開です。この時点で、疲れがどっと出てきました。
この後は、クローズドガードを割って、その後、パスガードの攻防がありつつ、なんとか相手のバックテイクに成功!
最後は送り襟絞めで一本勝ちできました!
あぁ~、ほっとした、そして疲れた。模擬試合とはいえ、周りの方々も、すごく熱心にセコンドからのアドバイスをしてくれました。
そのアドバイスどおりに動いていったので試合に勝てた、という感じですね。
サラリーマンの仕事では味わえない、久々の緊張感と達成感でした。
そして上達を感じることのできたハッピーな時間でした。
私も、また機会を見つけて試合へ挑戦しようと思います!
白帯あるある
ブラジリアン柔術は、初心者の白帯にとって、面白さと難しさの両方があるスポーツですね。
白帯の私からみた、よくある出来事を並べてみました。
同じ白帯の人たちに共感してもらえると思います。きっと同じ悩みを抱えているはず。
【白帯あるある①】
ブラジリアン柔術では、だいたい、まず始めに習うのは”クローズドガード”からの攻防なのに、スパーリングではクローズガードにはいれない!
いつこの練習が実を結ぶんだ!?
【白帯あるある②】
自分が攻めていても、守っていても、どこからが危ないポジションになっているのかがわからない。
いつの間にか押さえ込まれている! ひどい時は、自分が攻めていたつもりが、一瞬で極められてしまう!
【白帯あるある③】
ガードを変えるのが怖い!
せっかく作ったガードが壊されそうになっていても、ガードを変えると自爆しそうなので、結局動けないでパスガードされる!
【白帯あるある④】
一度握ったグリップを放すのがこわい!
せっかく捕まえた相手の胴着。袖や襟を握ったら、もう放したくない!自由に動かれてパスガードされるよりも、少しでも相手の動きを止めておきたい!
しかし握っているだけで何もできないので、結局パスガードされる!
【白帯あるある⑤】
押さえ込まれただけでもけっこう苦しい!
何も技をかけられていないのに、ただ上に乗られただけで息苦しい!上四方固めだと、顔も相手の胴着で塞がれるので、なおさら息苦しい!
相手をどけようとして腕で押し上げていると、あっという間に腕十字固めされる!
どうでしょうか?
白帯の皆さん、めげずに頑張りましょう。